お部屋の中でお花見も◎桜が似合う憧れのヴィンテージマンション5選

コラム・インタビュー＜名作VINTAGE＞

眺めの良い都心の高台や大名屋敷跡など、由緒ある歴史深い土地に多く存在するヴィンテージマンション。昔から親しまれてきた桜の名所の近くにも、必ずと言っていいほど名作ヴィンテージが建っています。

もうすぐ桜の季節という事で、今回は桜の名所に建つヴィンテージマンションを集めてみました。

千代田区一番町、千鳥ヶ淵のほとりに佇む「一番町パークマンション」

歴史ある番町エリアの中でも皇居の緑を見渡せる一等地に立地しているプレミアムなヴィンテージマンションで、周辺の千鳥ヶ淵の緑道沿いは桜の時期には夜にライトアップも行われ、多くの人で賑わいます。気象庁が指定した東京の桜の「標本木」がある靖国神社もマンションから徒歩圏内です。

乃木坂駅近く、東京ミッドタウン裏手の桧町公園のほとりに佇む「秀和赤坂レジデンス」

全住戸が公園側の南西向きに面していて、桜の時期は花々と向かい合いう美しい景色を楽しむ事ができます。上層階からは江戸時代の毛利家の下屋敷跡の庭園や池・公園の緑を一望でき、庭園の池から望むマンションはまるで白亜のお城のよう。

都心の一等地でこれだけの贅沢な眺望は昔から建っているヴィンテージマンションだからこそ。お部屋からお花見ができる暮らし…憧れますね。

丸の内線「茗荷谷」駅近くの小石川エリアで有名な桜の名所と言えば、播磨坂。

元々お屋敷街だったこの地に昭和35年に坂の舗装が行われた際に当時の花を植える運動の一つとして桜の木約150本が植えられたそうで、この地にあった松平播磨守の上屋敷にちなみ播磨坂と名付けられたんだそう。その後坂に沿ってマンション黎明期に多くの良質なマンションが建てられました。

「ファミール小石川」は播磨坂でも代表的なヴィンテージマンションの一つで、桜の時期は坂の両側と中央の3列に並ぶ並木やその先の小石川植物園まで、室内からも桜の花で覆われた景色が楽しめます。

外苑前駅徒歩2分の場所に建つ「秀和南青山レジデンス」

パリのアパルトマンを彷彿させるヨーロピアンな外観で、同シリーズの中でも人気の高いマンションです。青山通りから少し中に入った場所にあり、マンション南西側は青山小学校の敷地に隣接しています。マンション前面の「チェリー通り」は桜の名所として知られる青山霊園の桜並木まで多くの人が散策に訪れます。

最後に桜の名所ではありませんが、中庭に咲く美しい桜が似合う、今はなきヴィンテージマンションをご紹介。

「外苑ハウス」は1964年の東京オリンピックの際に海外メディア向けの宿舎として造成され、その後一般分譲住宅として再利用されてきました。

築50年以上経っているとは思えないほど綺麗に保たれていましたが、皮肉にも2020年東京オリンピックに向けた新国立競技場の建設が契機となり、建替え工事が進んでいます。

ゆったりとした敷地にL字に配された棟や各部屋のバルコニーから望む広くて綺麗な中庭が特徴的で、この時期は中庭に咲く桜が住まう方々たちの心を和ませてくれていました。眼前には神宮球場を有する明治神宮外苑、近隣には赤坂御用地や新宿御苑など大規模な緑地に囲まれた都心のオアシスのような立地も他にない魅力です。近くには今は無き「外苑マーケット」もありました。

現在完成間近で「THE COURT神宮外苑」という名称の地上22階、高さ80メートルの高層マンションになる予定。中庭の桜や緑を少しでも残してくれている事を願います…

暖冬だった今年は開花の時期も平年より大分早い予報。

桜の名所とともに古き良きヴィンテージマンションでの暮らしを妄想してみてはいかがでしょうか？

※各マンションの敷地内は住人以外の無断立入りは禁止となっていますのでご注意ください。